例によって例のごとく、その2へ。。。
私が初めてNDスタジアムでモンテディオの試合を観たのは、
9月14日 第35節 モンテディオ山形vsサンフレッチェ広島戦。
何故、急に試合を観にいく気になったのか…などは、前回書いたとおり…。
その試合で知っていた選手は、佐藤寿人選手と久保竜彦選手。
どちらも広島の選手であるのが、アレだけど。。。
佐藤寿人選手は…。
あれだけ仙台のサポーターに愛された選手はいなかったんじゃないの?っていう位、人気があった選手だから、いくら疎い私でもね、そりゃ知ってましたわん。
彼が、広島に移籍した時、どれ程仙台のサポーターが悲しみ、落胆したかを近くで見てきたし。
久保選手は、単に彼氏が昔から好きな選手だったので。
広島からマリノスへ移籍して、今は広島にいるのか〜、なんて、あの時初めて知った。
えっ?マリノスじゃなくなったんだ〜!なんて、モロ疎い発言しつつ…。
そんな"有名な選手"が目の前でプレーしていても、私にとっては、やっぱり敵の選手。
そこに何の感慨も無かった訳で…。
それよりも、私にとってまだ名前も知らないモンテディオの選手達の方が、ずっと興味深かった。
試合の方は、1点を取られて、ハーフタイム。
初めて食べるNDスタジアムのスタグルメ。
どんどん焼きなんて、何年ぶりに食べたんだろう?
初めて、山形のスタジアムで観戦する彼氏が、楽しそうに色々なスタグルメを買ってきたのだ。
私は、試合に真剣になってしまい、ある意味それどころじゃ無かった。
だけども、そのどんどん焼きを食べてちょっと我に返ったりw
(どんどん焼き、しょうゆ派ですか?ソース派ですか?私はソース派ですん)
後半、3点を取られて、結果、大敗したわけだが。
はっきり覚えているのは、2点取られた位まで。
後は、自分の意識がどこかボーッとなってしまった。
ボーッとなってしまっていたのだが(っていうか、朦朧としていた)、
心の中は必死…という、不思議ちゃん状態。
「嗚呼…。4点なんてこれから入らないだろうし。負けちゃうんだろうな」
とは思ったけど、何だか何故だか必死で観ていた。
今となっては、あの広島戦は、日が暮れてきて、スタジアムが夕闇になってきた頃の情景しか頭に思い浮かばない。
少しずつ暮れていく中で次々ゴールを決められていった思い出。
でも、それって別に辛い思い出じゃ無いのだ。
私達の席は、ゴール裏の隣にある四角に切り取られているような席。
四角に区切られている檻みたいに見える席(あれって何ていう席だろ?)
近くのゴール裏から聞こえてくる応援にあわせて、ずーっと手拍子していた。
周りの人は家族連ればかりだったので、のどかな雰囲気の中、何故だか手拍子を止められなかった。
私1人が、そんな事したって、本当は大勢に影響なんて無い。
それは自分でも重々わかっていた。
でもさ、自分達の気持ちが選手に届くような気がしちゃっていたのよね、その時。
だから、聞こえてくる応援にあわせて、膝の辺りを手で叩いていた。
私、モンテディオのサポーターですらなかったのに。
初めて観た山形の試合だったのに。
そんなの、他の試合で無かった。
そんな風に選手に思いが伝われ!って思った事って無かった。
そりゃそうだよね、それまで観た試合って、連れて行かれたお客さん状態だったのだもの。
始めて見るモンテディオの選手達。
まだ名前も知らなかった選手達。
名前も知らない、始めて見る選手をこんなにも真剣に見て、真剣に応援したことって、それまで無かった訳で。
そんな中、第3の衝撃が!
ぞろぞろと人々が帰っていく…。
まだ、時間はかなり残っているのに。。。
ぞろぞろと、連なって人々が出口に向かう様子が目に入ってきた。
あれは、ショックでした。
一番の衝撃でした。
それまで何箇所かの地でJリーグの試合を観てきて、あんな光景初めて見たわけで。
あのショック、今でも覚えているんだよね。
「山形って、もしかしてこうなの?」って。
自分が山形出身だから余計に、悲しかった。
いやぁ〜、今でも目に浮かぶんだから、よほど衝撃だったんだなぁ。
天邪鬼でもある私は、
「絶対私は帰らないぞ!例え、もっとボロボロの試合になっても絶対、絶対!最後まで帰らないぞ!」
「最後の一秒までしっかり見届けるぞっ!例えそれがどんな内容でも!」
って、そん時、力いっぱい、心の中で決めた。
んもう、ふんがーっ!て鼻息荒くそう思った。
初めて行ったくせに、ねぇ、私、何リキ入れてんの?って感じもするけど。
でも!なんかねー、その時はそう思ったのだ。
だけど、それは、きっとこの先も変わらないだろう。
いい経験をしたと言えばそうなのかもしれない。
そう思った理由は、結構シンプルなんですがね…w
「自分が選手だったら嫌だから」
結構、この時のこの事が衝撃だったせいで(っていうか、私の周りの人達も殆ど3点目入れられた位に帰っちゃって、あんだけ和やかだった雰囲気が、私達ポツーン…みたいな)、その後の鳥栖戦とか、負けている試合で、NDスタジアムの観客が、ゾロゾロと帰ってしまわないか、しばらくの間、怖かった。
「帰っちゃわないで!」と、ドキドキだった。
半ばトラウマになるところだったよ…。
その後の試合は、負けていても、広島戦のように連なって観客が帰ってしまうという事は無かったので、「あれはあの時だけ」だったんだなぁ〜と、わかった訳だが。
良かった良かった。
最近、中村俊輔選手が所属するセルティックと、宿敵レンジャーズの試合をスカパーで観た。
セルティックとレンジャーズは、政治、宗教もからんだものすごい宿敵。
強さも拮抗しているという、まさに何十年もダービーをしてきたクラブ同士。
でね、試合が終わる前に、帰る人がいたのだ、その試合でも(でも、広島戦程の人数じゃないけど)。
それを観て、初めて理解した私。
「ああ、自分が愛しているクラブが負けるのを見るのが嫌なんだなぁ。」と。
それは、誇りと愛情の上。
あれをみて、試合途中に帰る人々に対しての思いが多少、理解できるようにはなった。
やっぱり、物事は一元的に考えては駄目だなぁと。
ごめんなさい。
でも、最後まで観た方が絶対いいっすよ!
足がつりそうになっても頑張っている選手達や、
足が止まりそうになっても懸命に走っている選手。
そういうのを見届けてあげたいじゃないっすか。
「勝つ試合だけ」を観たい人っていうのは、いるだろうし、それもわかるんだよね。
自分が好きなクラブがメタメタにやられる試合を観たい人はいないだろうし…。
その辺は、人それぞれ…なのかな。
それでいいのかも知れないとも思うけど。
見届けたからこそ、ご褒美のように、アディショナルタイムでゴールが入る!なんつー場面も見られたりするわけで。
その辺りはね、モンテディオの試合を初めて観たのが、あの広島戦だったという事が、自分にとっていい経験になっているんだなぁと思う。
出発点があそこで良かった…と。
あの時、最初の試合だったけど、残り時間はまだまだあるのに列を成して帰っていく人達を見ながら、それから先の自分のスタンスが決まったのかも知れないなぁと思う。
だから、大丈夫!
初めてのJ1も怖いけど(って、どんだけ臆病なんだよ!)、大丈夫な気がする。
厳しい戦いになっても、心折れずにずっと好きでいられる気がする。
